「かたがみ木工Lab.」ウェブサイトオープンのお知らせ

手の力を生かした日曜大工の楽しさを、より多くの人に伝えたい

「かたがみ木工Lab.」は、書籍『杉でつくる家具』(グラフィック社刊)からスピンアウトした、古くて新しいDIY家具のプロジェクト(ウェブサイト)が、2月1日(土)からスタートします。

『杉でつくる家具」の読者から寄せられた多くの声——「図面を読み解いて、材料に墨付けするのが難しい」「近所のホームセンターでは、材料が販売されてなかった」「紙面だけではつくり方が完全に理解できなかった」——など、書籍ではフォローができなかった要望に応えべく、ウェブサイトを新たに開設しました。

かたがみ木工が、これまでの木工や家具づくりと大きく異なるのは、型紙と杉の板材を活用している点にあります。型紙があれば、図面がなくても、材料に正確に墨付け(切り取り線を写す作業のこと)できますし、杉の板はやわらかいため、電動工具を使わなくても加工やネジ止めが楽にできます。

「かたがみ木工Lab.」では、原寸大の型紙に加えて、必要な長さに切り出した材料、木ネジ、紙ヤスリなど、必要な材料一式をセットで販売しています。従来はホームセンターで、2~3mの長さの貫板(杉の板)を調達し、表面を電気カンナなどで研磨する手間がありましたが、それも不要です。はじめての人がつまづかないように、詳しいハウツーページも用意しています。

材料以外の道具類は、家庭にある文房具、基本的な工具で事足ります。自宅になければ、100均(100円均一ショップ)で手に入るものがほとんどです。ただし、ノコギリだけは作業性に関わるので、ホームセンターで実際に手にして、お気に入りのものを見つけてください。

自力で完成できなかった人には、フォローアップ講座や少人数でのワークショップなど、リアルイベントも積極的に開催する予定です。目指すのは、「たしなみとしての日曜大工」。料理や裁縫と同じように、安全に楽しみながら、自分の手で身の回りの道具を作り出す楽しさをぜひ体感してください。

グループモノ・モノ

「杉でつくる家具」公式サイト

1953年にデザインされた、DIY家具が現代によみがえる。