「杉でつくる家具 in 静岡・沼津」 ワークショップレポート

2019年11月9日に、「筋交いの効いた2WAYスツール」と「しっかりと積み重ねられる本棚」のワークショップを開催しました。

今回の会場は静岡県沼津市にあります「泊まれる公園 INN THE PARK」。元々は沼津市の「少年自然の家」をリノベーションした宿泊施設です。そのため施設内部にはかつての面影が所々残り、林間学校を思い出すような空間が広がっていました。

そしてすぐ裏の山には綺麗に手入れされた杉林が広がっていて、杉で作る家具のワークショップを開催するには、とても素晴らしい環境でした。

今回は天気も良かったので、日当たりの良い軒下をお借りしました。

まずは構造と材料についてのレクチャーから。実際に使う材料と、完成見本を見ながら、一つ一つの部材に意味があり、その様々な建築物にも応用されていることを学びました。森に囲まれたスペースでゆったりと進みます。

レクチャーの後はノコギリを手に、実際に切る練習をしてみます。最初は皆さんおそるおそるでしたが、ただノコギリを動かすだけでなく、体の位置や材料の押さえ方など、ちょっとした工夫で仕上がりが変わってくることを、繰り返していくうちに体感し、少しずつコツを掴んでいったようです。

練習の後はいよいよ本番。今回は「2wayスツール」と「積み重ねられる本棚」の2コースに分かれてそれぞれ進んでいきます。練習で慣れたはずのノコギリも、いざ本番となると緊張しますが斜めの切断も皆さん綺麗にできました。

休憩をはさんで後半はドライバーを使って組み立てていきます。

材料を割らないように、ビスを1本ずつ慎重に締めていきます。皆さん丁寧に作業を進め、大きな失敗もなく形ができていきました。

スツールはガタつきのないように、本棚はちゃんと重なるように、カンナやヤスリを使って調整していきます。

ヤスリを使って表面と角を綺麗に仕上げたら、最後に「KAK」の焼印を入れて完成です。焼印をどの位置に入れるか悩むのも、皆さん楽しそうでした。

作ったばかりのスツールに座ってみると、その達成感からか、皆さん自然と笑みがこぼれてきます。

最後に皆さんから感想をいただいて、終了しました。

今回お借りした、INN THE PARKは非常に素晴らしい環境で、少し大規模なワークショップや合宿形式など、様々な展開ができそうです。ぜひまた訪れて、ワークショップを開催したいと思います。


文:伊藤貴大(グループモノ・モノ)

「杉でつくる家具」公式サイト

1953年にデザインされた杉のDIY家具が現代によみがえる。